2019年03月06日

宇宙船レベルの期待の新素材セラミック製エアロゲル

宇宙船レベルの期待の新素材セラミック製エアロゲル
宇宙船


宇宙船レベルの期待の新素材セラミック製エアロゲルを、アメリカの大学と複数の研究機関の共同チームが開発に成功したのだそうで、これまで難しかった耐久性と軽量化を兼ね備え、非常に厳しい環境となる宇宙船の断熱材への利用が注目されています。

この新素材セラミック製エアロゲルの特徴は、うすい窒化ホウ素に金網状に六角形のパターンに原子が結合しているセラミックからなる層で形成されており、加熱によるセラミックの膨張を抑え収縮する特質を持つ事で、従来ならば体積の20%まで押しつぶされるとだめになっていたのが、5%でも元通りに復活できる期待の素材となっています。

さらに激しい温度差に繰り返しさらしても崩壊することなく、高温に1週間晒し続けてもほとんどその強度を失わなかったそうで、従来のエアロゲルが破損してしまうレベルの環境でも耐える可能性が高いようです。

今後はより高性能な宇宙船の断熱材を視野に、住宅の断熱材やその軽量で復元力のある耐久性から自動車や電車、飛行機にも利用価値が見いだせるかもしれませんし、様々な分野で活用されればコストが削減されかもしれません。



Posted by cinemaclub at 13:12